ピートル.JP

血液透析患者第Ⅱ相臨床試験1,2) – 用量反応試験 – 

  • 血清リン濃度
  • 副作用

血清リン濃度の推移と変化量(主要評価項目)

投与開始後ピートル群はいずれも1週目で血清リン濃度が管理目標値(CKD-MBDの診療ガイドライン:3.5~6.0mg/dL)の範囲内となり、最終評価時においても同様でした。

血清リン濃度の推移の折れ線グラフ
  0週時(mg/dL) 最終評価時(mg/dL)
プラセボ 7.26±1.35 7.50±1.72
ピートル 750mg/日 7.36±1.18 5.57±1.58
ピートル 1,500mg/日 7.69±1.32 4.99±1.19
ピートル 2,250mg/日 7.42±0.87 4.27±1.14
ピートル 3,000mg/日 7.57±1.33 3.74±1.17

最終評価時における血清リン濃度の変化量(0週時の血清リン濃度で調整した調整済み平均)は、プラセボ群0.14mg/dL、ピートル750mg/日群-1.84mg/dL、1,500mg/日群-2.59mg/dL、2,250mg/日群-3.17mg/dL、3,000mg/日群-3.78mg/dLであり、いずれのピートル群においてもプラセボ群より有意な低下を示しました(p<0.001、0週時の血清リン濃度を共変量とした共分散分析、各ピートル群vsプラセボ群)。

血清リン濃度の変化量(最終評価時)の棒グラフ
【試験概要】
対象
高リン血症を有する血液透析中の慢性腎不全患者183例(FAS:178例)
方法
3週間の観察期間(washout期間)後、ピートルチュアブル錠を750mg/日、1,500mg/日、2,250mg/日、3,000mg/日またはプラセボを1日3回、食直前に6週間経口投与した。
試験デザイン
無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験
有効性評価項目
主要評価項目:血清リン濃度(最終評価時における血清リン濃度の0週時からの変化量、測定値など)
副次評価項目:補正血清カルシウム濃度など
安全性評価項目
副作用の発現状況など
解析計画
有効性に関する主要評価項目は血清リン濃度、主要評価変数は最終評価時の血清リン濃度の変化量とした。主要評価変数は、群ごとに要約統計量(例数、平均値、SDなど)と平均値の両側95%信頼区間を求めた。また、群を固定効果、0週時の血清リン濃度を共変量とした共分散分析を行い、プラセボに対する優越性を検討した。その他、群ごとに各評価時期における血清リン濃度の要約統計量を算出した。
安全性について、副作用は群ごとに発現例数および発現率を求めた。

安全性:副作用

副作用発現率はピートル750mg/日群は23.1%(9/39例)、1,500mg/日群は13.9%(5/36例)、2,250mg/日群は40.0%(14/35例)、3,000mg/日群は44.4%(16/36例)、プラセボ群は10.8%(4/37例)でした。ピートル群の主な副作用は下痢で750mg/日群は10.3%(4/39例)、1,500mg/日群は11.1%(4/36例)、2,250mg/日群は34.3%(12/35例)、3,000mg/日群は33.3%(12/36例)でした。
なお、本試験において重篤な副作用は認められませんでした。投与中止に至った副作用として、ピートル1,500mg/日群において下痢が2例、2,250mg/日群において下痢が5例、便秘が1例、3,000mg/日群において下痢が4例、腹部膨満が1例、心窩部不快感が1例に認められました。